つい先日、市内の方よりこんな電話がかかりました。

「守山市は議会のユーストリーム中継に1400万円もかけると、他の市の人から言われたんですが本当ですか?ユーストリーム中は基本的に予算ゼロでも利用できるもので、よそでは5万円で導入した自治体もある。議員さんは何も知らないんですか? 守山市、アホちゃうん?と言われてますよ。」

私自身も、ネット中継に110万の予算を計上するという報告は聞いておりましたので、意外とかかるんだという認識は持っておりましたが、1400万円と言うのは初耳でしたので、あわてて調べました。

原因は、11/22の定例記者会見の資料提供を元に、11/27に載った新聞記事でした。全体の内容がわかっている人がきちんと読めば、一問一答方式という新しい質問システムための議場改修も含めての金額と読み取れるのですが、一般の方には確かに「一問一答方式」というなじみの無い言葉よりは、「ユーストリーム」「1400万円」という印象しか残らず誤解を招いても仕方ないような書き方でした。資料自身も、あわせて1400万円としかなかったので、記者さんもこう書くしかなかったのだと思います。

実際には、ネット配信を将来的に全庁でもできるようにということでの編集システムなどに110万円。これは他の例と比べても、適正価格と言うこと。
あとの1290万円は、議員席の一部を撤去して質問席を設けたり、マイクを増やしたりと、質問システムを変えることによる議場改修の費用と言うことでした。

問題は、直接聞いて下さった方には説明できますが、かなりの多くの方、しかも市広報紙ではカバーできない全県の方が誤解したままであろうと言うことです。こういった事態は今後も起こりうると思います。きちんとフォローできる情報発信力を、市でもつけていかなければならないと考えます。

日頃は議会についてはなかなか一般の方の目が届かないところではありますが、今後ネット配信もスタートすれば市民の皆様の厳しい視線にもさらされることになります。私たち議員もいっそう気を引き締めて、研鑽を重ねなければと今回の件で強く実感致しました。