以上、成長戦略会議の位置付けと情報の共有、今後の展望に関しては、政策調整部長より、ラ・フォル・ジュルネ プレイベントの具体的事項と、このイベントをスタートとして、子どもと教育、文化を守山のブランドにまでつなげていく戦略と展望を教育部長よりお聞かせください。

【答弁】

まず成長戦略会議の位置づけでございますが、この会議は本市の持続的な発展に資する項目について、それぞれの高度且つ専門的かつ総合的な知見をお持ちの有識者を委員としてお迎えする中、市長を座長とした会議を開催し、委員からの提案や意見を市幹部職員との活発な議論の中で検討して行くために設置したものでございます。そのようなことから、会議で議論された案件につきましても行政内部において実施しております補完会議に諮り、行政の決定として行くことを会議の設置段階から位置づけているものでございます。
当然のことながら市の意思決定機関は議会でございますことから、この会議の検討項目を含め、行政内部で一定方針が固まりましたら政策や事業案等につきましては。議員の皆様にご議論いただく中、決定してまいりたいと考えております。
次に情報提供のあり方につきましては、会議での議論では委員の方々からは具体的な企業情報等や他所において検討途中の情報も提供されること、また行政からの提供情報についても意思形成段階のものを含みますことから、会議での闊達な議論を保証するため、第1回の会議において委員との協議により非公開とすることを決定したものでございます。このことから、市民の皆様への情報提供につきましては、その概要のみをお伝えするようインターネットでの公開を、市ホームページ1ページ目から直接アクセスできるバナーを設置し実施しているところでございますが、今後会議の委員とも協議する中、可能な限りの情報提供に努めてまいりますので、ご理解いただけますようお願い申し上げます。
最後に、成長戦略会議における成長分野の今後の戦略につきましては、個々の成長分野単独の施策を検討するのではなく、例えば「ラ・フォル・ジュルネ プレイベント」が文化という一分野のみならず、まちの賑わい作りや観光振興という意味での産業分野への効果、更には議員仰せのように守山市を象徴する事業として「ブランド」になりえる可能性のある取組みであるように、総合的に観点から市の成長に資する事項については、会議での議論とともに、全庁的・総合的な検討を実施し、議会にお諮りする中、迅速な対応が図れるよう努めてまいりたいと考えております。

立命館守山高校正門前の工事についてでございますが、現在河川の付け替えによる廃川手続き中のため、工事が中断されているものでございます。ご指摘のとおり、景観上好ましいものであるとは言えませんので、県に改善するように働きかけましたところ、年明けの早い時期に資材等は撤去し、景観に配慮したバリケードに変えるとの回答をいただいております。
2点目の東口集へののにぎわい作りのことでございますが、初めての開催でもあり、コンパクトに取り組んで成果あるものにしたいという思いから、もイベントの開催区域を限定したものでございます。
3点目の今後の戦略と展望についてでございますが、ラ・フォル・ジュルネは一流アーティストの演奏を低料金で聴くことができ、クラッシック初心者でも気軽に楽しめる音楽祭でございます。今回本市が取り組みますのは、来年4月末にびわ湖ホールで開催されます「ラ・フォル・ジュルネびわ湖2012」にあわせ、芸術・環境・生活などの文化に親子で触れられ、「子どもに特化したプレイベント」として開催するものでございます。
コンサートや文化芸術に触れられる主会場から中心市街地へとフィールドを広げ、市街地においても趣向を凝らしたイベントを開催し、文化芸術の振興とまちなかの賑わい作りにより地域活力を高め、守山のプランド化をはかってまいりたいと考えております。今回のプレイベントは、子どもに特化した全国初の試みであり、本市の文化芸術の振興を図る上で大変重要なイベントとなりますことから、中長期的な視点に立って継続的に取り組んでまいりたいと考えております。
次代を担う子ども達に上質な文化芸術に触れる機会を与え、子どもの情操と創造性を育むとともに、文化芸術の持つ力を活かし、活力と輝きのあるまちづくりにつなげてまいりたいと考えております。

【再質問】
「景観に配慮したバリケード」というのは想像つかないが具体的にどういうものなのか。

【答弁】
高さを低くした柵と聞いております。

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スクールランチ導入の経過、現段階で検討されている内容、今後の展望について、教育長よりお伺いしたいと思います。

【答弁】
まずスクールランチ導入の経過についてでございます。
現在本市の中学校では、ほとんどの生徒が毎日弁当を持参しております。しかしながら、ごく少数ではございますが、購入した弁当やパンを持参してくるのが現状でございます。中学校生活において、生徒達が正しい食習慣を身につけ、元気にすこやかに生活するために、全ての生徒達が毎日の昼食をきちんと取れるよう配慮する必要があると考えております。
このことから、弁当の持参が困難な生徒への支援策として、スクールランチの導入について検討して来たところでございます。
次に現段階での検討内容でございます。
まずは、既にスクールランチを実施している他誌の現地調査を行いました。県内でし彦根市、草津市、栗東市を、県外では越前市、桑名市、吹田市、名古屋市を訪問致しましたが、スクールランチの形態は市により様々でございました。その主な実施形態は、わずかな公費負担で弁当を斡旋する形態から、多額の公費負担によるランチルームや配膳室の設置、インターネットによる申込システムの導入、弁当代の一部公費負担など様々でございます。
そのような調査を元に、食育の観点から地産地消を中心とした食材を使った安全安心な栄養のある弁当や、一日の食数が少数でも調理していただける業者、配送された弁当の補完方法など、本市のスクール欄塵実施方法について現在書く中学校と相談する中検討しているところでございます。
最後に今後の展望についてでございます。本市のスクールランチし、多くの利用を見込むものではなく、あくまで弁当の持参が困難な生徒への支援のためのものであると考えております。、実施後においては、注文状況や生徒への反応などを把握し、保護者の声も聴き、状況を十分見極めながら、必要があれば改善をはかり、利用する子ども達が安心して昼食をとれるよう努めてまいりたいと考えております。

【再質問】
現段階での想定人数、値段などについて具体的な数字を伺いたい。

【答弁】
対象は全市で7名と報告されています。値段は400〜500円と聞いております。

【後日環境都市計画常任委員会にて】
生産能力が40食程度と聞いているが、それを越える注文があった場合どうするのか。

【答弁】
草津でも注文数は20程度と聞いているので、多くなることはないと考えている。